予防歯科

予防・メインテナンスの重要性

当院で行う予防

歯磨きでは落としにくい歯石や着色汚れを、歯科衛生士が機械を使ってきれいにするのが、歯科医院でのクリーニングです。一見ご自分できれいに磨けている歯でも、表面がざらついていると細菌がつきやすいため、機械でツルツルに磨くことが予防に役立ちます。当院ではわずかな歯石も見逃さないよう、歯科衛生士も拡大鏡を使用しながらクリーニングを行っています。また、ご自身でもできるだけ良い状態を保てるよう、歯磨きのアドバイスにも力をいれています。

• 歯磨き指導

  

  正しい歯磨きの方法を身につければ歯科に関するトラブルは激減します。そのため、当院では歯科衛生士がわかりやすく歯磨きの使い方をレクチャーします。また状況によって、その人に適した歯ブラシの選び方をアドバイスいたします。

• スケーリング

  

  スケーリングは、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、歯の表面や歯周ポケットの浅い部分に付着した歯石を除去する方法です。歯石は細菌が付着しやすく、虫歯や歯周病がさらに悪化する原因になります。歯ブラシでは落とせず、無理をすると歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。必ず歯科医院でスケーリングを受けるようにしましょう。

• PMTC

  

  ご自宅でのブラッシングでは、歯の汚れを完全に取ることは出来ません。どんなに歯磨きを頑張っている方でも同様です。そこで、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具でプラーク、歯石を取り除くPMTCが有効です。定期的に続けることで、少しずつ口腔内の細菌が減少し、効果的な虫歯・歯周病予防につながります。

• フッ素塗布

  

  フッ素を塗布する処置は歯質を強化し、細菌の繁殖を抑えてくれます。また再石灰化を促進することで、確かな虫歯予防効果が期待できるのです。一度フッ素を塗布すると効果は約3ヶ月続きます。ぜひ定期的に受診をして、歯の健康を長期にわたって維持できるようにしましょう。

自宅でできる予防

毎日のセルフケアは、虫歯や歯周病、口臭を予防するために欠かせません。
歯科医院で定期的なメンテナンスを行う際、お一人ずつのお口の状態やライフスタイルに合わせたセルフケアの指導を受けることで、セルフケアの質を高めることになります。
また、歯ブラシで落とせる汚れは60%と言われています。その他のケアグッズを併用することにより予防効果を更に高めます。

歯間ブラシ・デンタルフロス

歯磨きが届きにくい箇所のプラークの除去に有効な歯間ブラシやデンタルフロス。特に、歯と歯の間に隙間がある方に適しています。隙間に合ったサイズの歯間ブラシやデンタルフロスを選択し、できれば朝晩使うようにしましょう。

洗口液

洗口液を適切に利用すれば、口の中の細菌の増加が抑えられて、口臭予防に結びつきます。特に、就寝前の使用がおすすめです。また液体歯磨きは、研磨剤が含まれていないため、ブラッシング時に歯を傷つけることがありません。洗口液と液体歯磨きは役割が異なるので、お口の状態によって使い分けるようにしましょう。